11.7.21更新
  
Welcome to defective hearing classroom       
 鹿本中学校には、通級制の難聴学級が設置されています。
 このような中学校難聴学級は、東京都には8区3市に、11学級ありますが、「難聴学級」や「通級制」について、聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。
 このページは、鹿本中難聴学級を紹介していきたいと思います。

学級概要      
 1973年開設。
 現在、生徒数8名(校内通級8名・校外通級0名)。
 難聴学級の生徒は、通常学級に在籍しています。
 英語、国語、数学の時間だけ、校内の難聴学級で授業を受けます。
 分からない教科、苦手な教科は放課後必要に応じて補習し、生徒の実態に合わせて分かり
 やすく理解を促します。また、自立活動の一環として放課後に話し合い活動を行い、コミュニ
 ケーション能力を育て、将来につながる同じ障害がある仲間作りを目指しています。 

授業は通常学級と同じ教材を使い同じ進度で進められています。
 授業は、学級ごとのグループでおこなっています。
少人数授業によって、聴力障害によって派生する学力低下にも対応できます。
 英語検定でも、聴覚障害者対応の措置をおこなっています。

定期的に聴力測定とフィッティングを行います。
 思春期には聴力が変動する場合もあります。定期的な検査によって、聴力低下にすばやく対応します。
 また、1年に1度、専門家による診断も行っています。(現在は、筑波技術大学の須藤先生がきています。)


情 報 保 障
  朝礼や学年集会では手話・ボランティア部の生徒によるパソコン要約筆記をおこなっています。
 また、入学式、文化祭、3年生を送る会、合唱コンクール、卒業式などの行事では「PC要約筆記ユ  ニットアルファー」のボランティアによる情報補償をおこなっています。
 
     来年度、入級希望者は江戸川区教育委員会学務課にお問い合わせください。

ス タ ッ フ
後藤 やす子    教科 国語 
久保田 泰治郎  教科 英語 
浅野 裕子     教科 数学 (講師) 

☆難聴学級の紹介☆

               私の難聴学級   

平成21年度卒業生 加藤 未乃理

 難聴学級は校外から来る人も入れて計11名の生徒と国語の後藤先生、英語の久保田先生、数学の浅野先生の総勢14名で成り立っています。難聴の生徒は聴力が違うので、会話手段はいろいろです。なかには、手話や指文字や筆談が必要な生徒もいます。会話方法が違ってもみんなそれぞれの個性を受け入れて助け合って過ごしています。個性豊かな生徒が多いので、にぎやかで笑いの絶えない難聴学級です。でも、校外通級している難聴の生徒は、いつも神経を使っていると思います。集団となると話が分からないことが多いし、周りを見て共に行動しなければいけません。とても大変なことです。でも、鹿本中学校は指文字ができる先生や生徒が何人かいます。困っているときは協力してくれます。いろいろ配慮して下さっているからこそ、卒業まで頑張れるのだと思います。ときには、ストレスが溜まって疲れることがあるます。そんなときに頼りになるのが、手話ができる3人の後藤先生、久保田先生、浅野先生です。みんな「先生、先生」と言って甘えています。何でも話せてしまうので、すぐに元気になります。3人の先生に囲まれて過ごしている難聴生徒は幸せだと思います。先生方や友人達に会えて良かったと思うし、これからもたくさんの出会いを大切にしていきたいです。