3年絵画作品   

[まぼろしの魚]は物語の文章から発想を得た作品です。ある晴れた日、竜の池に出かけた岬が、幼なじみのカズキと出会い、まぼろしの魚を見る場面です。児童が池の周りに描いたのは、クマザサの葉っぱです。池は文章の中からふかぁい緑色を読み取り、重ね塗りで表現しています。消防の写生会の時期からの点描、線描の塗り方にも着目してください。

4年絵画作品   

「木をじっと見つめて」は、校庭の木をじっと見つめながら、木の心を描いています。見たものそのものを描くのではなく自分の感じたことを自分の描き方で描いています。自分の描きたいことは何かということを考えることって実は絵の根底にあるものだと思います。子どもの素直な心から表れる作品には心を揺さぶられるものが多くありました。

5年絵画作品   

「不思議なアパートの住人達」は、とある日北葛西の町に出現した見たこともない不思議なアパートを描いています。描画材料に色鉛筆、コンテ、水彩絵の具、ペン等様々なものを組み合わせることによって一人一人の描き味が出るように心がけました。

6年絵画作品   

「自画像」は、卒業に向けて自分自身を見つめる時間を大切にして欲しいと思って描かせています。発達段階から見ると6年生になればものの幅や形を認識できる学年になってきます。例えば、正面向きの顔の縦横の中心はどこを通っているのか、鼻の幅と唇の幅とどちらが長いがを見比べること等、鏡を見ながら比較することでものの形を空間で認識できるように橋渡しをしたいと思っています。


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