平成20年度 児童・生徒の学力向上を図るための調査結果
分析と考察
平成21年8月3日
江戸川区立西小松川小学校
●適応・応用する力について
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5 |
都全体 |
江戸川区 |
西小松川小学校 |
都比△4.9% 区比△8.8% |
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正答率(正答2) |
47.7% |
43.8% |
52.6% |
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適用・応用する力とは・・・(東京都教育委員会) 既にもっている知識・技能等を活用するとともに、新たな分析や判断も加えて問題を解決することができる。 |
本校の正答率は52.6%で、都、区の正答率を上回ったものの、全設問中最も低い結果となった。
誤答の中で最も反応率が高いのは、選択肢3の「Bコースで、けやき茶屋の南を通る」で、この誤答の要因は、等高線の見方についての理解が不十分なことによるものと考えられる。
適応・応用する力を育てるためにも、問題解決に活用するべき知識・技能の定着を、各教科において確実にしなければならない。
例えば社会科においては、方位記号・地図記号・等高線・縮尺など、地図の見方の基礎基本を確実に理解させる指導の工夫をし、その上でそれらを活用して、地図に表されている状況を読み取る力を身に付ける指導の充実を図る。このような力を日常生活においても実際に活用できるようにしていくことが大切である。
●意志決定する力について
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6 |
都全体 |
江戸川区 |
西小松川小学校 |
都比△8.3% 区比△11.4% |
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正答率(正答3) |
50.6% |
47.5% |
58.9% |
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| 意思決定する力とは・・・(東京都教育委員会) 複数の条件を理解し、その条件に適切に対応して判断し、問題を解決することができる。 |
正答率は58.9%で、都、区を上回ってはいるが、全設問中では5番に次いで正答率が低い問題であった。
誤答の要因としては、頼まれたこと・やりたいことなど条件相互の関係を検討しきれず、時間の間隔にかかわる条件や連続させるべき条件を見落としていたことによるものと考えられる。
意思決定する力を育てるためには、各教科の学習において複数の資料から必要な情報を比較し関連付ける活動を行ったり、特別活動や総合的な学習の時間などにおいて、児童自らが活動の計画を立てる学習を充実させたりすることが重要である。
その際、目的を明確にし、それぞれの考えや願いを検討し、児童が主体的に取り組めるように指導していくことが大切である。
◎見通す力について
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2 |
都全体 |
江戸川区 |
西小松川小学校 |
都比△14.1% 区比△15.2% |
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正答率(正答3) |
59.6% |
58.5% |
73.7% |
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見通す力とは・・・(東京都教育委員会) 与えられた情報を分析・考察して、問題を解決するための方策や結果の予想を考えることができる。 |
正答率は73.7%で、都、区の正答率を大きく上回った。
「見通す力」を育成するためには、結果を予想する習慣を身に付けさせることが必要であるが、本校の児童は算数の問題解決学習を中心にこの習慣を身につけてきていることが、本問にも有効に働いたと考えることができる。
算数の問題解決学習では1時間の授業で、「問題の理解」「解決の計画」「解決の実行」「解決の検討」という4つの段階を踏まえている。その中で「見通す力」にあたるのは「解決の計画」の場面であり、初めての学習についても「図に表す」「既習の計算に結び付ける」など複数の解決の方法を検討しながら「この方法ならできそうだ」という見通しを持たせている。
こうした活動を継続していくことによって、見通す力がより確かに身に付いていくものと考える。
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図はこちらのリンクを参照(別にウインドウが開きます) |
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7 |
都全体 |
江戸川区 |
西小松川小学校 |
都比△13.2% 区比△14.6% |
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正答率(正答3) |
72.1% |
70.7% |
85.3% |
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表現する力とは・・・(東京都教育委員会) |
正答率は85.3%であり都、区を上回った。多くの児童が文の内容、順序を適切に選び、説明する文章を構成することができている。
本校は前年度からの国語の学習における「言葉に着目して読みを深める指導」「対話をとり入れた意見の交流」を研究している。本問は図における、ゆきえさんと迷子のやりとりを読み取り、その経過を説明する問題であり、読み取りと表現共に成果が発揮されたと言える。
今後も対話や話し合いの指導において、相手の立場や状況、目的に応じて、内容を整理して表現する指導を充実させていきたい。
全体の考察(まとめ)
○算数における問題解決学習の研究の成果
本校児童の問題解決能力は順調に育ってきていると言え、1〜8番全ての問題について都、区の正答率を上回る結果が得られた。
各教科には、それぞれ特性に応じた問題解決があるが、「問題を発見する力」「見通す力」「意志決定する力」「適応・応用する力」「表現する力」は教科や領域を超えて共通する力であると言える。
今後も引き続き、算数科を中心に一人一人にきめ細やかな問題解決学習の指導を進めていきたい。
○国語の研究における「読みを深める」指導の工夫と「対話」による表現力の指導の成果
全ての設問を通して無答や、題意を捉えない誤答がほとんどなかった。問題を丁寧に読み取ることができていると言える。
また、7番の問題では、相手に説明して伝える表現を多くの児童が考えることができた。
今後も国語の研究をさらに充実させ、読み取ったことをもとに考え、表現していくという活動をきちんと行いながら、「思考・判断・表現」の力を伸ばしていきたい。
○新学習指導要領の本実施に向けて
問題解決の基礎基本となるべき知識・技能の確実な定着が課題である。
特に理科、社会の学習事項については、平成23年度から実施される新学習指導要領の理念を捉え、しっかりと基礎基本を重視した学習活動を行っていきたい。