<平成21年度 全国学力調査・学習状況調査>

1.学力テストについて(本校の傾向と課題等)

国語A
・平均正答率は、全国より4.9%、都より2.2%と高かった。18問中正答が10問 以下だった児童は僅か10%で、高い層に集中している。
・正答率が全国の平均より下回ったのは、「ローマ字」、「接続詞」、「字のバランスを考える毛筆」の3問のみだった。どれもたまたま学習機会に恵まれなかった分野と考えられ、日常的な国語の知識はしっかりと身に付いていると考えられる。
・例えのような「表現の工夫」を文章中から見つける問題は、平均よりは良かったが、正 答率は65%と低い。
「ローマ字」は、コンピュータでローマ字入力をしたり、ポスター作りで積極的に使う ようにしたりして、日常的に使うことが必要である。「接続詞」は、2つ以上の内容を 1つの文にまとめる経験や、文に書かれている内容を箇条書きに整理して表す経験が大 切だと考える。また、表現のよさを理解するには、意見や感想を交流したり、評価し合ったりして、多様な表現の効果があることを実感させる指導が必要だと思われる。




国語B

・正答率は54.6%で、都平均、全国平均よりもやや高い結果となっている。

・書く能力をはかる問題では無回答率が高く、また正答率が低い。
・話す・聞く能力をはかる問題でも正答率が低く、「自分の立場を明確にして話す」設問に課題が見られた。
●今回の調査では、「書くこと」「話すこと」に課題があることが明らかになった。書く力を育てるためには、国語のみならず各教科において記録、報告、説明、感想など多様な様式を用いて書く機会を設け、指導していく必要がある。また、話す能力を育てるため、座談会やパネルディスカッションなど、討論の形式を利用し、互いの考えを出し合って話し合う言語活動を充実させることが重要である。




算数A
・平均正答率は78.0%で、全国より0.7%、都より1.7%下回っている。
・分布グラフから、正答数が5問を下回る児童がいないことが分かる。その一方、18問すべてを正答している児童の割合が低いことも分かる。
●単元の学習後にプレテストを行い、理解度に応じて個別指導をしてきた効果から、全体の底上げができたように思う。学習内容がさらに定着するよう、授業で人に説明する活動を増やしたり、朝学習で復習を取り入れたりしていきたい。
●誤答を見てみると、注意力や集中力不足によるケアレスミスが多かった。答えの見通しをもったり、検算をしたりするなど、正確性を高めようとする態度を育てていきたい。




算数B

・平均正答率は59.2%で、都平均58.7%、全国平均54.8%よりやや高い。

・解決方法や考え方を式や言葉で記述する形式の問題の正答率が高く、筋道を立てて考え、 それを表現する力が定着してきているといえる。一方、同様の問題について、無回答率も高く、児童間の活用力の格差が大きいと思われる。
・小数のたし算(2の1)、棒グラフを読み取る力(3の2・5の2)、数を概数で表す力(3 の2)などは概ね標準なので、基礎的な知識・理解や技能・表現力は定着しているといえる。
●身近な物の形を平行四辺形ととらえ、平行四辺形の性質を基にして身近な物の長さを推測する問題の誤答が多い。基礎的知識・理解が定着しているとすると、平行四辺形の性質は理解しているはずなので、「身近な物の形を平行四辺形ととらえる」という物の見方やとらえ方を、生活の中で育てるようにしていきたい。




2.学習状況調査(児童質問紙調査)

「早寝・早起き・朝ご飯」というフレーズのもと、生活リズムの向上にここ数年取り組んでいる。その成果か、朝食を食べる割合は高い。一方、就寝・起床時刻については、起床時刻はほぼ決まっているが、就寝時刻が不規則な児童の割合が高いという傾向が見られる。さらに、起床時刻が午前7時以降の割合が高く、実際遅刻ぎりぎりに登校する児童も多い。朝すっきり目覚めるためにも、実態を把握して指導を工夫していく必要がある。




ある程度の成功体験をもち、難しいことにも前向きに取り組もうという意識は高い。児童の長所やがんばりが家庭や学校で認められていることが大きいと感じる。授業や行事の中で、どのように児童を育てていくか、学校全体で共通理解を図り、指導に生かせるとよい。




家庭学習キャンペーンや日々の指導の成果で、宿題や予習・復習に取り組もうという意識は高い。効果的な家庭学習について、学校や学年でさらに工夫していけるとよい。




「よいこと」「悪いこと」の区別や、「こうありたい(あらねばならない)」というよいイメージをもつことはできている。今後はそれを実践につなげるために、指導を工夫していくことが必要である。