平成23年度  学 校 経 営 方 針

                                  平成23年4月1日

                                  江戸川区立鹿骨中学校

                                  校 長  平 塚 喜 宏

 

「皆が気持ちよく生活できる学校」をつくるために

 

◎ はじめに

 中学校では、今、新しい学習指導要領の趣旨に沿った対応、円滑な移行が求められている。変えてはいけない本質的な教育そのもの、不易なものを残しつつ、社会の変化に柔軟に対応できる新たな教育力といった流行の部分を合わせもつ、創意工夫を凝らした、特色ある教育活動の展開が期待されている。したがって、特色ある学校づくりは、今日の学校としての使命でもあり、課題とも言える。

 しかし、公立学校である以上、公の基準に従い、公の予算を使い、公の信託を得なくてはならない。教育課程を編成する上で、他校と大きく異なる特色化は難しい。これは、学校の特色化をどのように考えていくかということでもある。私は、生徒の満足度を尺度として、この課題達成に迫っていこうと考えている。すなわち、一人一人の生徒が毎日満足して通う学校づくり、この累積が、鹿骨中に通って「よかった」と実感できる学校となると確信する。

 生徒が学校生活に満足感をもてば、学校に誇りをもつようになる。この満足感は、生徒の学校生活への参加意欲をより高め、個性を伸長することになる。このような教育の営みを全教職員が一丸となって取り組んでいただきたい。

 

T 学校経営の理念 (一人一人の生徒が、鹿骨中に通ってよかったと思われる学校づくりを!)

 

 教育目標

 ・ みずから学び、考えて行動する生徒

  ・ 思いやりのある豊かな心をもった生徒

  ・ 健康で、明るく、勤労と責任を重んじる生徒

 

皆が気持ちよく生活できる学校づくり

 

 

○ 目指す学校像              ○ 育てたい生徒像

 ・ 生徒が明るく元気に登校できる学校    ・ 文武両道を目指す生徒

      教職員のだれもが生徒を愛し、自己    ・ 感性豊かで、豊かな人間性を磨く生徒

 啓発に励む学校              ・ 社会人としての基礎を身に着けた生徒

 ・ 家庭や地域に信頼される学校       ・ 責任感、行動力、実践力をもつ生徒

          ↓                      ↓

◎ 今年度の具体的な重点事項

 1 人権教育の推進

  @ 正しい人権意識の育成

  A 教職員の人権意識の向上 (教職員と生徒相互、教職員間の望ましい人間関係)

 

 2 分かる授業の展開

  @ 基礎的・基本的な学力の確実な定着   A 個性を伸長する授業展開の工夫

  B 評価に対しての説明責任   C 新学習指導要領への対応

 3 共通理解・同一歩調による生徒指導

  @ 規則正しい生活習慣の定着   A 社会性・規範意識の育成

  B 力に頼らないで分からせる指導の徹底   C 心の成長を重視

 4 教育相談の充実

  @ スクールカウンセラー・登校支援員の有効活用   A 関係諸機関との連携

  B 不登校生徒への対応の工夫   C 課題を抱える生徒への支援体制の確立

 5 生き方指導・進路指導の充実

  @ 自己肯定感の育成   A 進路指導の体系化(3年間を見通した進路指導)

  B 職場体験の充実   C 給食指導(食育)の充実

 6 教育環境の整備

  @ 日々の清掃指導の充実   A 各教室の学習環境の整備   B 校舎内外の整備

  C 施設設備の有効活用   D 危機管理体制の強化・定着

  E 予算の適正かつ効果的な執行の継続

 7 開かれた学校づくりの推進

  @ 保護者・地域・関係諸機関等との連携の強化   A 十分な説明責任

  B 学校公開の推進   C 広報活動の充実   D 学校関係者評価の活用

 

U 学校経営の基本方針

 1 教職員同士の共通認識に基づく、共通実践の推進 → 「共育・協働」

 2 学校組織体としての実践推進 → 学校運営への参画意識

 3 保護者・地域との連携を強化するとともに、客観的な評価の活用推進

 4 良き伝統を継承するとともに、新しい伝統の創造

 

V 中期的目標と方策

 1 学習指導

  (1)確かな学力を身に着けさせる。

そのために、各教科の授業を第一に考え、分かる授業、楽しい授業の展開を目指し、授業の改善と評価の在り方を検証し充実を図る。

  (2)学習意欲を高める取り組みを推進する。

そのために、体験的な学習等により生徒の主体的な学習の場を設定し、個を生かす指導を展開するとともに、家庭との連携を図り、家庭学習の充実を図る。

  (3)心の教育を推進する。

そのために、体験的な活動の充実を図るとともに、道徳の時間、学級活動の時間の指導内容の工夫改善を図る。

 

 2 生活指導・進路指導

  (1)基本的な生活習慣を育成する。

そのために、共通認識に基づく、共通実践の校内指導体制を整備し、挨拶励行・時間厳守・人の話を聞く・適切な言葉遣い等、基本的な事項の絞り込み指導を徹底する。

  (2)いじめをなくし、不登校生徒を減らす。

そのために、生徒理解に努め、いじめや不登校対応を積極的に進めるとともに、校内教育相談体制を整備する。

  (3)社会性の育成、規範意識の向上を図る。

そのために、学級経営の充実を図り、人間関係体験や奉仕体験などを通して、生徒に生きる喜びを実感させる。また、保護者や地域との交流を深め、地域とともに生徒を指導していく。

  (4)働くことの喜びや厳しさ、誇りを体験させ、自分の将来を考えさせる。

そのために、職場体験など啓発的な体験活動を充実させる。また、キャリア教育を推進し、健全な勤労観や職業観を育成する。

 

 3 学校運営

  (1)校務分掌の円滑な実施を工夫する。

そのために、学校運営への参画意識を強くもち、組織の一員としての立場から改善案を積極的に考え、実践していく。

  (2)生徒理解を深め、一人一人の生徒の居場所を確保する。

そのために、学級経営の充実を図るとともに、教育相談やガイダンス機能を充実する。

  (3)開かれた学校づくりを推進する。

そのために、保護者や地域理解を積極的に行うとともに、各種たよりの発行、学校評価を充実する。

 

 4 特別活動・その他

  (1)生徒会活動を充実する。

そのために、各種の委員会活動をより一層活性化し、生徒の自治的活動を促進する。また、外部機関と連携し、ボランティア活動を推進する。

  (2)学校行事への取り組みを工夫する。

そのために、特に三大行事について、継承すべきものについては共通理解を図り、課題や問題点については改善の工夫をする。

  (3)部活動を工夫する。

そのために、生徒が生き生きと活動し自己表現を図る場として、全員顧問制を継承するとともに、運営について組織的に取り組む。

 

W 教職員の姿勢   信頼される教職員となろう。

 ○ 連携

    教職員相互の共通認識に基づく共通実践、保護者や地域・関係諸機関との連携を踏まえ、教育活動を推進しよう。報告・連絡・相談体制を徹底しよう。

 ○ 自己研鑽

    生徒指導や授業改善、評価等の更なる向上を目指し、研究・修養に励もう。

 ○ 服務の厳正

    個人情報流出・わいせつ行為・体罰・交通事故の厳禁等々、教育公務員として服務の厳正を図ろう。