平成20年度
児童・生徒の学力向上を図るための調査結果
平成21年1月15日に行われた「児童・生徒の学力向上を図るための調査」について、この度、都教育委員会から、結果が送付されました。
この結果から、本校の生徒の学力について考察し、今後の取り組みについてまとめましたので、お知らせします。
第一学年(現二学年)
国語 (観 点 別 結 果)
|
全体平均
|
話す聞く能力
|
書く能力 |
読む能力
|
言語についての知識・理解・技能 |
| 都全体 |
76.0 |
85.9 |
65.4 |
70.2 |
77.8 |
| 江戸川区 |
74.5 |
84.4 |
64.9 |
67.9 |
76.5 |
| 松江第二中 |
74.8 |
85.6 |
65.0 |
66.2 |
77.4 |
全体平均では、区を上回ることが出来た。また、観点別で見れば都の平均にも迫っている。これだけの結果が出たのは本校としては初めてのことであり、少しずつ、学習指導の成果が表れたものと考え、喜ばしいことである。
とはいえ、大きな課題があるのも忘れてはならない。観点別で「読む力」が都や区の平均を大きく下回っているのである。この点を含め、以下に今後の指導ポイントを掲げる。
「関心・意欲・態度」
基本的にしっかり授業に臨む生徒である。しかし、自ら学習をしようという意欲にはやや欠ける部分も見られる。そのため、自らの取り組み、努力が成果となって見えるような授業を展開していくことが適切だと考える。例として、書かざるを得ない(考えざるを得ない)ワークシートの使用し、その内容を授業で公表して、生徒のやる気を喚起する。また、範囲を指定した漢字テスト、暗唱テストなどを実施し、日常的に学習に取り組む姿勢を高めていきたい。
「話す・聞く能力」
教科書の課題だけではなく、「校内弁論大会」や「朝礼における校長講話の書き取り」といった、学校としての取り組みも取り入れ、能力の向上に努めたい。
「書く力」
数字には出ていないが、生徒たちが最も忌避する部分であり、高めておきたい力である。ここでも欠かざるを得ないワークシートを使用し、日常的に、考え書く、という作業に馴染ませるようにしていきたい。
「読む力」
本校生徒の弱点とする部分である。文章を読むことには慣れてきているが、「読み込む」ことについては、弱さがある。「なぜ、こうしたのか」「なぜ、こうなったのか」を深く探って読んでいくことを通常の授業の中で追求していきたい。そのための、設問を多角度から用意し、授業にあたりたい。また、教科書以外の書物を読むことを奨励していきたい。
「言語事項」
漢字練習の課題を定期的に作り、取り組ませる。漢字の力は、そのまま語彙の力につながることを意識させ、単に漢字だけではない、語句として理解する学習に取り組ませる。また、語句の意味については身近な言葉での言い換えを意識させ、知識として定着させていく。
算数 (算数観点別平均) 数学(数学観点別平均)
|
全体 |
数学的な |
表現 |
知識 |
全体 |
表現 |
| 平均 |
考え方 |
・処理 |
・理解 |
平均 |
・処理 |
| 都全体 |
59.6 |
60.3 |
64.9 |
46.6 |
67.1 |
67.1 |
| 江戸川区 |
56.6 |
57.7 |
61.9 |
43.1 |
65.5 |
65.5 |
| 松江第二中 |
58.9 |
60.0 |
64.1 |
45.8 |
67.3 |
67.3 |
算数の領域、数学の領域ともに区の平均を上回り、特に数学の領域(数と式)においては、都の平均をも上回ることが出来た。その要因として、生徒の数学に対する興味、関心が強いことがあげられる。この生徒の気持ちを大切にして、より向上していくように指導していきたい。
「数学的な考え方」
量と測定や図形においては都平均を上回るものがあった。が、全体として問題に対する熟練(慣れ)の問題で得点化できずにいる生徒も多々見られる。演習量を増やすことにより、より数学的な考え方が身につくようにしていきたい。
「表現・処理」
ここも上記と同様な事がいえる。問題によっては、都を上回る部分もあるが、全体の正答率を上げるには、やはり多くの問題に触れ、問題に慣れることが必要である。また、技能を要する分には、徹底してドリルをしていく。
また、表現・処理の数学の領域では都をも上回ることができた。生徒の意欲がこうした結果に結びついていると考えるので、引き続き、更に学力が伸長出来るように工夫をしていきたい。
「知識・理解」
基礎的な知識は定着してきいてるようだが、不足している生徒も多々見られるので、繰り返し、同様の課題をこなすことを行っていきたい。
第三学年
【問題解決能力】
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
問題解決能力等 |
| 適用・応用する力 |
意思決定する力 |
適用・応用する力 |
見通す力 |
意志決定する力 |
問題を発見する力 |
適用・応用する力 |
適用・応用する力
|
表現する力
|
平均
|
| 都全体 |
52.2 |
83.6 |
87.9 |
49.9 |
68.7 |
81.4 |
79.2 |
45.5 |
71.2 |
69.2 |
| 江戸川区 |
52.8 |
82.8 |
86.8 |
46.7 |
65.9 |
80.0 |
76.0 |
41.5 |
69.3 |
66.9 |
| 松江二中 |
52.5 |
79.8 |
87.9 |
57.6 |
60/6 |
73.7 |
70.7 |
44.4 |
61.6 |
65.4 |
|
観点別結果 |
| 問題を発見する力 |
見通す力
|
適用・応用する力 |
意志決定する力 |
表現する力
|
| 都全体 |
81.4 |
49.9 |
67.3 |
83.6 |
71.2 |
| 江戸川区 |
80.0 |
46.7 |
64.6 |
82.8 |
69.3 |
| 松江二中 |
73.7 |
57.6 |
63.2 |
79.8 |
61.6 |
上記の数字を見ると、「見通す力」以外は都や区の平均を下回ることが分かる。
「見通す力」は、『与えられた情報を分析・考察して、問題を解決するための方策や結果の予想を考えることができる』ものである。この力がありながら、他の観点での結果が芳しくないのは、基礎的な知識量が少ないこと、考えたことを表現する力が弱いことに起因すると考える。本校では、朝学習で「名文筆写・読書」に取り組み、通常の授業においても基礎的な知識を重視した取り組みを行っているが、さらに工夫した取り組みをするとともに、日常の家庭学習についても継続して取り組むようにしていく必要がある。また、家庭における会話を重視し、その中から社会的な知識を得ることも奨励していきたい。