<平成20年度 児童・生徒の学力向上を図るための調査>の結果報告にあたって
平成21年1月15日に、東京都教育委員会により下記の要領で学力調査が実施され、その結果がこのたび公表されました。ついては、葛西中学校の結果ならびにその分析結果について以下に発表します。
1.調査内容・調査方法等
(1) 目的 ・・・ 児童・生徒一人一人に確かな学力の定着と伸長を図る。
(2) 調査内容 ・・・ 学習に関する意識調査、「確かな学力」の伸長を図るための調査(問題解決能力等)
実施対象 ・・・ 都内の公立中学校632校の中学2年生全員(70,681名)
調査方法 ・・・ 学習に関する意識調査は、学習にかかわりのある児童・生徒の意識や生活状況などを質問紙形式により調査。「確かな学力」の伸長を図るための調査<問題解決能力等>
は、各教科の学習で身に付けた知識や技能、思考力や判断力等を活用して、問題解決を図るために必要な諸能力を観点として作成し、ペーパーテスト形式により
調査。
2.本校の調査結果の見方について
調査内容「確かな学力」の伸長を図るための調査(問題解決能力等)について
<観点別結果>
| 全体平均 | 問題を発見する力 | 見通す力 | 適用・応用する力 | 意思決定する力 | 表現する力 | |
| 都全体 | 69.2 | 81.4 | 49.9 | 67.3 | 83.6 | 71.2 |
| 江戸川区 | 66.9 | 80.0 | 46.7 | 64.6 | 82.8 | 69.3 |
| 本 校 | 69.9 | 84.7 | 45.2 | 68.7 | 80.9 | 75.2 |
調査結果の分析・考察と今後の取り組み
本調査を見ると、葛西中学校の生徒の現状が、昨年度と顕著に異なっている。前回調査では、ほぼ全観点で江戸川区平均より上、都の平均より下という結果であった。しかし今回の調査では、問題解決能力の平均をはじめ、問題を発見する力、適用・応用する力、表現する力について、いずれも区の平均、都の平均を大きく上回った。特に前回調査で課題となった表現する力は、都の平均と比べマイナス4ポイントからプラス4ポイントへと8ポイント上昇している。また問題を発見する力も3.5ポイント上昇した。生徒の資質の違いもあるだろうが、改善点を克服した点は評価したい。
次に下降した観点では、見通す力と意志決定する力が江戸川区と東京都の平均を下回った。この2つの観点は、共に複数の情報を読み取り、分析・比較力を示すものであり、今回の調査結果はその分野での力不足を示している。本校においては今後、例えば国語科では、文章と図表が混在している教材を積極的に導入したり、理科においては、実験等で検証を行う前に生徒自身が実験方法を考えたり、結果を予想する場面を設定するなどの工夫が必要と思われる。今回の調査結果に表れた課題を、全教科で真摯に受け止め、特に複数の情報を関連づけながら読み取っていくような授業構成を心がけていきたいと考える。