平成20年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」の結果について

 東京都教育委員会が、平成21年1月に都内の小学5年生を対象に実施した「児童・生徒の学力向上を図るための調査」につきまして、本校の調査結果の分析と考察がまとまりましたのでお知らせします。

1.「問題解決能力」についての調査結果(都・区・本校)(単位%)

問題解決
能力

全体平均

観点別平均

問題を発見
する力
見通す力 適応・応用
する力
意思決定
する力
表現する力

東京都

60.2 81.5 59.6 54.5 50.6 72.1

江戸川区

58.3 81.3 58.5 52.2 47.5 70.7

上小岩小

60.8 89.6 56.7 54.1 52.2 71.6

2.観点ごとの結果

・出題数は全8問で、全体の平均正答率は60.2%である。
 都の平均を0.6%、区の平均を2.5%上回っている。
・「問題を発見する力」は1題の出題で、平均正答率は89.6%である。
・「見通す力」は1問の出題で、平均正答率は56.7%である。
・「適用・応用する力」は4問の出題で、平均正答率は54.1%である。
・「意思決定する力」は1問の出題で、平均正答率は52.2%である。
・「表現する力」は1問の出題で、平均正答率は71.6%である。

「問題を発見する力」「意思決定する力」において、都の平均を上回った。
「適応・応用する力」「表現する力」において、区の平均を上回った。都の平均は下回った。
「見通す力」においては、区の平均を下回った。

3.結果の分析と指導方法改善のポイント

結果の分析 指導方法改善のポイント
問題を発見
する力
正答率は89.6%である。「与えられた情報を分析・考察して、その状況において解決が必要となる問題を見つける」ことができている。日常生活から様々なことに興味関心を持ち自分の課題を選ぶという活動を重ねてきた結果であると考えられる。 児童が複数の情報を比較しながら読み取る活動、設定する問題の意義について吟味・検討する活動のさらなる充実を図る。
見通す力 正答率は56.7%である。「与えられた情報を分析・考察して、問題を解決するための方策や結果の予想を考える」ことについて課題がある。
課題の解決まであせらずに必要な情報を集め、総合的に正しい判断を導く力が必要である。
児童自らが問題の解決方法を考える活動の充実、根拠をもって結果の予想を考えるように指導の改善を図ることが必要である。
事象を広い視点でとらえ、原因・結果のつながりや、結果に対する自己の行動についてじっくりと考える経験を積ませていく必要がある。この観点については、昨年度から始まった理科の校内研究でもねらいの一つとなっている。
適応・応用
する力
正答率は54.1%である。「既に持っている知識・技能等を活用するとともに、新たな分析や判断も加えて問題を解決する」ことがほぼできている。各教科で学習したことを、日常生活にあてはめて活用したり、既習内容を組み合わせて新しい課題を解決したりする力が求められる。 <国語>
文章の内容をはっきりさせてから書く活動、書く内容を絵・図化し、筋道を立てて考える活動を取り入れる。
<社会>
都道府県の構成を理解させるための工夫、地図上の情報を活用する活動を充実させる。
<算数>
比例や割合など、既習内容を日常で活用する活動、また日常場面で活用する算数的知識を選び取る活動を取り入れる。
<理科>
教材・教具によって児童が感覚的に理解しやすい工夫をする。授業で児童の日常場面を題材にして活動を組み立てる。
意思決定
する力
正答率は52.2%である。「複数の条件を理解し、その条件に適切に対応して判断し、問題を解決すること」がほぼできている。
自分のやりたいことをはっきりと決めて行動する力をさらに向上させることが必要である。
各教科において、必要な情報を取捨選択して活用する、また複数の資料から必要な情報を読み取り、吟味・検討するための指導の充実を図る。
表現する力 正答率は71.6%である。「問題の結論やその根拠を明確に表現したり、問題の解決の方法(道筋)を適切に表現したりすること」ができている。児童の考えを話す・書くことで伝え合う時間を、今後も引き続き十分に確保していく。 各教科において、情報から事実を読み取り、適切に表現する、また相手にとって分かりやすく表現するための指導が重要である。さらに校内研究で培ってきた話し合い活動の充実を図っていく。


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